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2018.1.17

美容にも食用にも!エイジングの味方、アルガンオイル vol,1

世界でもモロッコの南西部だけに生息するアルガンの木。
アルガンの仁(種の中の核)100キロから採れるオイルはたった1リットル程度。
その希少価値の高さから「モロッコの黄金」と呼ばれています。
日本では美容オイルとして知られていますが、今回は食用としてのアルガンオイルの魅力を紹介します。

by 浜出 理加

美容にも食用にも!エイジングの味方、アルガンオイル vol,1

【ヤギと"協同作業"で作られる砂漠の貴重なオイル】

乾いた土地に30メートル以上も深く根を張って水分を吸い上げ、実に栄養を蓄えるアルガンの木は、世界でもモロッコの南西部エッサウィラ周辺だけに生えています。
一時は燃料として乱伐され、絶滅の危機にありましたが、現在は砂漠化を食い止める環境資源として、また先住民ベルベル人の貴重な資金源として国で大切に保護されています。
人による実の収穫が禁止されているアルガンは、オイルが作られる工程がとてもユニークです。
栄養豊富な実は、砂漠で放牧されているヤギたちの好物で、実が生る9~10月になると我先にと競い木に登って食べます。
その後、ヤギたちが消化できずに吐き出した種を人が拾い、洗浄し、種の固い殻から一つ一つ取り出した仁が
オイルの原料になります。
種と仁をそのまま国外へ輸出することは禁じられ、必ず国内で搾油してから輸出されています。

【種から搾油まですべて手作業】

アルガンオイルは、種を拾う作業も、殻を割って仁を取りだすのも、ベルベル人女性の手作業となります。
採れるオイルは実のわずか3%。
それほど貴重ということですね。

<STEP1>
固い殻を一粒一粒叩き割って中から仁を取り出します。
微妙な力加減ができない機械では仁がつぶれてしまうため、必ず手作業で行われます。

<STEP2>
アルガンオイルには、ロースト(焙煎)とノンロースト(生)があり、美容用原料には香りの少ないノンローストが使用されています。
ロースト(焙煎)タイプの方がコクが強く、酸化に強いので加熱調理に向いています。

<STEP3>
石臼で熱を加えないようにゆっくりと搾油し、その後不純物を除くのが古くからの方法ですが、近年では搾油機による抽出が主流になっています。

【オリーブオイルの2~4倍といわれる豊富なビタミンE】

アルガンオイルの最大の特徴は、ビタミンEの含有量にあります。
α、β、γ、δ、4つ全てのトコフェロールを含み、その含有量はオリーブオイルの2〜4倍ともいわれます。
中でもγ−トコフェロールが豊富なので、利尿作用を促進し、むくみが気になる女性にとっては、摂るべきおいるといえるかもしれませんね。

次回につづく

 

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